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ミニバカラ

1. 概要

ミニバカラはトランプを使って行うカジノゲームの一種で、バカラを改良したもの。

バンカー(胴元役)とプレイヤー(客役)の仮想の二人のどちらが勝つかを予想するゲームで、客は予想するのみでゲームには参加しない。

2. ルール

2.1. ゲームの流れ

はじめに「Player(プレイヤーが勝つ)」「Banker(バンカーが勝つ)」「Tie(引き分ける)」のどれかに賭ける。掛け金は自由だが、ルールによっては上限が決まっていたり、PlayerとBankerの掛け金が釣り合わなければゲームに進まないものがあったりする。

賭けが終わると、ディーラーはPlayerとBankerそれぞれに2枚ずつカードを配る。ここでどちらかが「ナチュラル(得点が8点もしくは9点)」だった場合、「スタンド(勝負)」する。どちらもナチュラルでない場合は下記のルールに従って1枚ずつカードを配る。

最終的に配られたカードの得点が9に近いほうの勝ちになる。予想が的中した客は、それに応じた配当金を得ることが出来る。

2.2. 得点の数え方

Aは1点、2〜9はその数字がそのまま点数に、10〜Kは0点とする。配られたカードをすべて足した数値の下一桁が得点となる。

2.3. 配当

Playerに賭け、実際にプレイヤーが勝った場合、ベットと同額が配当される。バンカーが勝った場合にはベットは没収。引き分けた場合には、配当は無くベットはそのまま返却される。

Bankerに賭け、実際にバンカーが勝った場合、ベットの95%が配当される。(5%はコミッションとして徴収される。)プレイヤーが勝った場合にはベットは没収。引き分けた場合には、配当は無くベットはそのまま返却される。

Tieにかけた場合、実際に引き分けだったらベットの8倍の配当を得ることが出来る。プレイヤーかバンカーのどちらかが勝った場合にはベットは没収される。

ただし、カジノによってはコミッションがなかったり(コミッションの割合が5%でない場合もある)、タイの倍率が違ったりする。

3. 必勝法

バカラの必勝法は「賭けに負けた次のベットは、負けた金額の倍にすること」である。(ここでの必勝法とは、最終的に持ち金を増やすことをいう。)

PlayerかBankerに賭け引き分けた場合、掛け金はそのまま戻ってくるため、バカラにおける勝率は50%である。(引き分けた場合は賭けに参加しかなったと見なすことが出来る。)100$を賭けた場合、勝てば+100$、負ければ-100$である。ここで負けたとしても次に200$を賭けて勝てば、通して100$の儲けになる。

つまり、はじめに1000$持っているとしたとき、以下のようになる。

100$賭ける ―――― 手持ち 900$ 差額-100$
負ける 利益 0$ 手持ち 900$ 差額-100$
200$賭ける ―――― 手持ち 700$ 差額-300$
勝つ 利益 400$ 手持ち 1100$ 差額+100$

2連続で負けてしまった場合でも、以下のようになる。

100$賭ける ―――― 手持ち 900$ 差額-100$
負ける 利益 0$ 手持ち 900$ 差額-100$
200$賭ける ―――― 手持ち 700$ 差額-300$
負ける 利益 0$ 手持ち 700$ 差額-300$
400$賭ける ―――― 手持ち 300$ 差額-700$
勝つ 利益 800$ 手持ち 1100$ 差額+100$

それぞれのゲームの勝率が50%のため、連敗する可能性は低い。(2連敗=25%、3連敗=12.5%、4連敗=6.25%…)そのため、上記の方法を取れば、いつかは儲けが生じる。儲けが生じた次のベットでは、また低い金額から始めればよい。

参考文献