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煎茶1. 広義広義の煎茶とは、茶葉を湯に浸して成分を抽出するお茶。日本茶と言って一般に連想するもの。茶葉を乾燥させて粉末にした抹茶に対して、煎茶という。 ちなみに緑茶とは葉の種類であり、加工法により抹茶・(広義の)煎茶となる。しかし、飲み物に対して「緑茶」といった場合、不発酵茶を指し、広義の煎茶と同意である。 蒸気で蒸すことで茶葉の酵素を失活させるという製造方法は世界的に珍しいようだ。 2. 狭義一番茶、二番茶の早摘みのものを用い、玉露とは違い終始日光を遮ることなく栽培される。また、茶葉は細く針状のものが良いとされ、 ここではじかれた茶葉は番茶に利用される。 2.1. 一番茶、二番茶…その年、最初に育成した新芽を摘み取ったものを一番茶および新茶という。時期としては八十八夜、つまり立春から88日目で5月1日2日の周辺。以降、摘み取った順に二番茶、三番茶と続く。また9月下旬から10月上旬にかけて、時期の栽培に向けて枝を整形するために摘まれた茶葉を秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)と言う。 3. 淹れ方70℃前後のお湯で1分半〜2分抽出する。水は軟水が良い。 沸騰させたお湯を一度湯飲みに注いでから、急須に移す。それを更に湯冷ましに移してお湯を冷ます。(湯飲みと急須を温めておくため)旨み成分であるテアニンは50〜60℃で溶け出すが、お湯の温度が高すぎると渋み成分まで一緒に溶け出してしまう。 茶葉を急須に入れ、冷ましたお湯を注ぐ。抽出時間は先述通り、1分半〜2分が良い。これは旨み成分を十分に抽出し、かつ渋み成分を抑えられる時間である。 お茶を注ぐときは、それぞれの湯飲みに何度かに分けて入れることで、濃さを均一にする。 二番煎じのときは、より熱いお湯で抽出時間を短くする。 下位ページ |